東京精密の三次元測定機を使ってみて
<東京精密の三次元測定機を使ってみて>
改めまして、下の写真が昨年11月に当社に導入をした東京精密の三次元測定機になります。
写真中央部分をズームアップすると・・・・↓
さらにアップにすると・・・・
先端の赤い『プローブ』と呼ばれる、ルビーなどの材質でできた球体を製品に接触させて測定をしていきます。このプローブは測定機手前にあるレバーで上下左右斜めと自由自在に動かすことができ、さらにレバーの倒し方で動くスピードも変わり、それはそれは気持ちいいほどなめらか、且つスムーズに作業を行うことができます。
<砥石フランジをテスト測定>
< 社内加工治具の精度確認 >
また、測定する製品の形状によって先端部分は交換する必要があるのですが、スタイラスオートチェンジ機能がついていますので、手動交換より確実で素早く交換することができます。
←この部分をVASTXTといいます。
この測定機の要です。
測定室の天井ギリギリまであるサイズで迫力があるなと思っていましたが、想像以上になめらかで早い動きをし、そしてとても繊細な機械です。導入当初に練習のため動かしてみる中で、左右のレバー操作をまちがえたことにより、プローブを練習用測定物に思った以上に強く当ててしまい、機械が停止してしまいました。VASTXT部分が壊れると高級車1台分ほどかかると聞いていたので冷や汗ものでした!
三次元測定機を導入することで、今までは精度保証ができなかった真円度や同芯度などの測定が可能となり、製品の精度保証のレベルをあげることができましたし、社内工具のゲージ類の寸法管理などもできるようになりました。
また加工者も、精度結果を知ることで自分の加工技術に対する確認ができ、自信となり技術の向上へと繋がっていくので、三次元測定機の担当者としてもっと使い込み、色々な測定を行い、測定のレベルをあげていきます。